
ポストには届かない手紙 by lovo_lovo
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室井さんのマネージャー・阿部さんに膝に座られ、 チューを迫られたのは私です。 という出だしで、こんにちは。matsuです。 ちなみにチューはしてません。ほっぺにチューはさせられましたが。 (室井さん、叱ってやってください)
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オフ会、楽しかったです。
室井ファンの女友達と2人、どんな会になるんだろう? と ドキドキしつつ訪れたプラスワン。 そこはかとなく気合いの入った、 でもなんだか内気そうな、 なのにワクワクした目がいっぱいの客席。
そして華やかに登場する室井さん。
楽しいバラエティでも見るように、 ステージの仲間たちの話を聞かせてもらいました。 枡野さんのしんみりトークや、 (あんな風に笑い飛ばされつづける枡野さん、はじめてみた!) ミミさん? のビューティートーク。 康さんの怪しい老人(略して怪人!)っぷりや、 飲み仲間さんたちのオモシロ話。
ゲイ友の多い私と女友達は、 室井さんの「ゲイってさー!!」の話題に 「そうそうそう!」と笑いまくり。
そして! 何より楽しくて悔しかったサイン・タイムですよ。
楽しかったのは、客席の何人かと話せたこと!
約30年前の彼女にラブレターを書いたMASAYOさん、 13年前になくなったお父さんへのラブレターを書いた、 バカむすめさん(ごめんなさい、なんて呼べばいいのだろう?) 振り向かなかった男の子にラブレターをかいたアカネさん。 あと、列で近くに並んだ男の子。 隣の席にいた、黄色のチェックの服の大学生。 あと、漁師町育ちの姉御に、 サンリオのお姉さん! 室井ファンのギャル2人!
とくにMASAYOさんとは、 「男の恋の思い出」話もできたー。 そういう、ラブレターの後ろにある、 人の気持ちの話を聞けたのはほんとに良かった。
悔しかったのは、ちゃんと話できなかったこと! せっかく室井さんと話できたのにー。 私にできたのは、 「室井さんを読んだのは枡野さんがきっかけ」と伝えるのと、 「結婚しないんですか?」なんていうすげー気の利かない質問。 あー、くやしい! せっかくなら言えば良かった、 「私は室井さんの小説の、生々しさが好きだ!」って。 生々しすぎて、小説を読みながら食べた 牡蠣のリゾットに吐き気を覚えたくらいなんだから。 (生々ワールドに生々味は合わせちゃいけない) それとさ。近くに座ってた人たちともっと話したかった。 たとえば、私がステージ横で、マイク握って、 すぐ好きになって相手と寝ちゃうダメな女っぷりを披露してるとき、 私の後ろで笑ってた細身のキャップのおじさんや。 ステージ右前で着物を来てはんなり座ってたレディや、 私に「康さんに話かけておいでよ!」と言ってくれた 白いキャップの31歳のお兄さんや、 (見てますか? ちなみにメイクラブとセックスが違うことは みんな知ってるよ! でも言ってくれてありがとう。)
どんなラブレターを書いたのか、どんな思いで書いたのか、 みんなとそんな話をしてみたかった。 (私は「ダメ女話」途中に言うことができたけど。 相手の何が好きだったの? って聞かれて 「笑顔が!」って答えてるとき 室井さんのお友達のカメラマン?の女性が やさしい目で見てくれて嬉しかったなあ)
でもいいんだ。何人かとは話せたし。
一期一会。
遊んでくれたみなさん、本当にありがとう。
また、この集まりがあったら参加したいな。 私はそう思ってます。
いつかまた!
最後に、室井さん、その他スタッフのみなさん、 あの場を作ってくれて、本当にありがとうございました。
また「飲み会」しましょう! 美人もゲイも性病持ちも、 内気も勝ち気も、またみんなで騒ぎましょうよ!
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「見たくないもの/見たいもの」 (matsu/28歳/Tへ)
ねえ、あんたは、届かない手紙って書いたことある? 今、私はこんなところに、あんたのことを書いてる。それは私が知ってるからだよ。あんたが、こんな手紙を嫌うってことが。そして、こんな手紙を書く私のことを馬鹿にするってことが。これを知ったら、もっと軽蔑するんだろうね。でも私は書くよ。そうでもしないと、胸ん中がおかしくなりそうだもの、特に、今夜は。 さっき、あんたの彼女の日記を見ちゃった。インターネットって嫌だね。あんたのブログのリンクページ、もしかして、と思って押したボタンは、いちばん見たくない日記に私を連れこんだ。あんたのことを「ダー」と呼ぶ彼女が、その日、忙しいあんたの家で料理を作って、あんたの世話をして帰ってきたことを書いてた。幸せそうな日記には、彼女の友達らしい人達の祝福コメントがいっぱいついていた。「私にもそのハッピー、分けて!」とか「今度、その彼も一緒に呑もうよ!」とか。……分けて欲しいのは私の方だよ、そのハッピー、というよりその彼氏。一緒に呑みたい、2人きりで。 ほんとは知ってる。私は、そんなこと言える立場じゃない。大体、彼女じゃなかったんだもの。行きつけのバーのカウンターで、何度か顔を見ていたあんたと、偶然2人きりになって、そのまま盛り上がって持ち帰られて、次の朝あんたが言った台詞はこうだった。「そうだなあ」「次の彼女ができるまでだったら、こうして会ってもいいんだけどなあ」最悪。そんな最低な台詞、言われたことなかった。あんまりビックリして、あんたに興味を持った私は大馬鹿だ。あらかじめドアを閉めたあんたと、そのドアの向こうに興味を持った私。子供の追いかけっこなら、それでも少しは楽しめたろう。その後、少しばかりの関係を持った私たちみたいに。 期間でいえば、あっという間だった。私たちは、食事をして、お酒を飲んで、ベッドに入って、朝を迎えて。それだけを繰り返した。ときどきはクラブイベントに潜り込んで、頭のおかしな人たちがいっぱいの中でキスをしたりした。点滅する光の中で、ふと見えるあんたの顔。 そう、私はあんたの顔が大好きだった。とくに笑顔。あんたの笑顔ったら、ぜんぜん男らしくないの。まるでお母さんみたい。口は悪いし、ベッドじゃあんなことするあんたなのに、笑顔だけは優しくて、ふんわりしていて、私はその顔を見る度に、幸せで泣きそうだった。それだけは、何度でも言える。それ以外は、ひとつも幸福な関係に思えなかったのに。きっと私は、あんたの周りの誰よりも、あんたの笑顔を愛してた。 「付き合う子とは、ずっと一緒にいたい」って言ってた通り、あんたは今、仕事と彼女で手一杯で、私に会う時間なんてない。違う、ないのは時間じゃない。会いたいっていう、そういう気持ち。あんたはもう、私にそんなことを思わなくなっちゃったんだよね。別にそんなこと構わない。あんたが誰を好きだって、その子の日記がどんなに幸せそうだって、私はへっちゃらだ。 でも、ひとつだけ。私は、あんたの笑顔が見たい。あんたの笑顔を見たい。あんたの、私をまっすぐ見て、ふわっと目を細める、あの笑顔に、 今、たまらなく会いたいんだ。
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